緊張との付き合い方②~「指任せ」を無くす~

音楽

前回は本番での対策を主に書きましたが、今回は練習面で準備しておくべきことを書いていきたいと思います。

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https://yuukihruc.com/2017/10/18/blog-post_19/

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緊張との付き合い方③~精神論篇~
緊張との付き合い方について緊張の仕組みから本番での対策、練習面の対策を書いてきましたが、今回は精神論について書いていきたいと思います。前回記事 自分の演奏に集中すること私自身何度も本番をやってきた上で思うのですが、結局、緊張している時は自分

 

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「指任せ」になっている?

楽譜を読みながら演奏せず、暗譜で一定量の練習を積んでいくと、指が勝手に動く(頭は使わない)という状態になると思います。
指が勝手に演奏してくれるなんて、一見すごく良いことに見えますが、この状態こそ実に危険な状態だと思います。

少し極端に言うと、「指が楽譜を覚えているけど、頭では覚えていない」ということです。

この状態で本番に挑むと考えただけで、ぞっとしますよね?

ましてや本番などは緊張するあまり「次はどこを弾いて」など考えてしまうことも多いと思いますが、焦ったりすると「あれ?次どこだったっけ・・・?」「」など突然頭が真っ白になることもあります。
そうなった場合、頭の中に記憶がないので当然引っ張りだすことはできません。

でも指が覚えているなら大丈夫でしょ!って思うかもしれませんが、そこで「自動的に動いている」指に意識を向けてしまうと、もっとドツボにはまります。
自動で動いている指に対して脳が余計な命令をしてしまい、その結果指もわからなくなる。

これが典型的な本番の失敗パターンです。

これの対策は2点あります。

1.楽譜を持ち込む

そりゃそうですよね。(笑)
頭で暗譜できていないのですから、楽譜を見ながら弾けばいいんです。
頭に記憶しなくても、楽譜という正解が目の前にあれば、そんな心配もありません。
でも、様々な事情でそれが出来ないケースもありますよね。

2.指任せを無くして、頭で記憶する

個人的にお勧めするのは、こっちです。頭の中で次はどこを弾けばいいかわかっていれば、本番も怖くありません。

では、その為の手段を具体的に考えていきましょう。

「指任せ」を無くす

①片手ずつ弾けるようにする

これは実際に今弾ける曲とかで試してみると分かると思うんですが、両手で弾ける=片手ずつバラバラに弾けるではないということです。

自分にとって難しい曲を譜読みする段階だと片手ずつ練習することもあると思います。
でも、ある程度通して弾けるようになると両手でしか練習しなくなり、もうその頃には右手と左手がセットで脳に記憶されてしまっています。

この状態で「じゃあ、左手だけやってみて!」と言われても、これが意外と出来ないんです。両手でなんとなく覚えてしまっているからですね。

なので一通り覚えきった曲こそ、片手で1曲ずつ通してやってみましょう。
途中で止まってしまったり、わからなくなってしまった箇所があれば、そこの楽譜を読み返す。これだけで記憶の安定性が絶対的に変わってきます。

②曲のどこからでも弾けるようにする

良い感じで弾けていたのに、途中でミスをしてからどこを弾いていたかわからなくなり、そこから崩れてしまった。これもよく聞く本番の失敗例ですね。

いつも通し練習ばかりしていると、「第〇小節から弾いて~」と言われても、弾けないことがあります。

これは結構時間がかかってしまうので、どこまでやるかは自分のその曲への本気度次第(?)ですが、できるだけ細かく小節などで区切って、どこからでも始められるようにしましょう。

③録音して聴いてみる

頭の中で楽譜を記憶する上で、聴くことはとても大切です。自分が弾いた曲を一度録音して、聞いてみましょう。

その際は聞きながら指は動かさずに、頭の中で指がどう動いているのか想像しながら聴くこと。もし曲のスピードに着いていけないなら、テンポを落として再チャレンジ。曲に合わせて想像することができたらテンポを徐々に原曲に近づけていく。

これによって、暗譜がかなり確固たるものに変わっていきます。
もうこの状態になれば、本番でいくら緊張しても怖くありません。
というより、それにより自信が生まれ、緊張を和らげることで相乗効果が生まれます。

まとめ

・本番で一番恐れるべきことは、緊張により演奏が止まってしまったり、次にどこを弾けばいいかわからなくなること
・その原因は「指任せ」になっていて頭でしっかり楽譜を記憶していないこと
・曲を「頭でしっかり覚えること」ができれば、緊張してしまっても問題ないし、そもそも緊張しにくくなる!

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